全滅か、捕虜か? 映画 『Uボート 最後の決断』

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2003年アメリカ制作。98分。(原題In Enemy Hands)

潜水艦映画に、ハズレ無しとよく言われることだが、
本映画も大作でも有名作品ではないにしろ、
私には良作に思えた。
確かに、それは現実にありえない設定ではあったが、
緊迫したシーンが多く、見ごたえはあった。
アメリカ制作の映画なので、アメリカ側の視点から
描かれていたが、私はドイツ側からの視点でも
見てみたかった。
ドイツ側から考えてみると人道的な行為で、
見捨てることもせず、アメリカの潜水艦員を救助したが、
結局、それが原因で降伏することになった。
アメリカの潜水艦員が感染症を持っていた為)
最後のシーンは、映画ではありがちな再開の
シーンであったが、それでも良い終わり方であった。
アメリカ映画に頻繁にある、ロシア人でもドイツ人でも
英語を話すという、滑稽さはなく、
ドイツ人もちゃんとドイツ語を話していたので、
その点は評価できる。