はるかな~♪地平線~♪ 『TV東京 世界秘境全集傑作選 南米パタゴニア』

イメージ 1

本日、さきほど、TV東京で、恒例の世界秘境全集傑作選をやっていたので見た。
最近、めっきりと減った、世界の秘境を紹介する番組である。
南米なので、今まで見た地域では、比較的に文明化されていた。
今回、特に印象に残ったのは、パタゴニアミナミゾウアザラシのシーンである。
赤ん坊アザラシが自分の母親ではない、メスアザラシに乳を求めて、すりよっていく。
その赤ん坊のアザラシは何日も乳を飲んでいない。
自分の母親のメスアザラシは漁に行ったまま、帰ってこないからだ。
おそらく、どこかで死んでいるのだろう。
何日も乳を吸えずに飢えた、赤ん坊アザラシは、
他のメスに乳を求めて、擦り寄るが、邪険に追い払われる。
その追い払う、そのベージュ色のメスアザラシは寄せ付けまいとして、
口を大きく開け、威嚇の声を上げ、恐ろしいほどのグロテスクな表情をしていた。
既に声が出ないほど、弱りきった赤ん坊アザラシはあのまま死ぬしかない。
それが自然の摂理というものだから、どうしようもない。
人間特有の倫理観を求めても仕方が無いことだ。
動物の世界では、自分の子以外に乳をやることは稀だ。
今回の取材は、南米最南端にモンゴロイドの子孫を求めてという趣旨であった。
15年後に再度訪れた様子も撮影していたが、前居た、幼女の姿が無く、気になった。
おそらく都会に出たか、既に嫁いだのだろう。