ドイツ映画 『わが教え子、ヒトラー』

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原題「Mein Fuhrer-Die wirklich wahrste Wahrheit uber Adolf Hitler
95分。ドイツ制作。
日本版のポスターを見てもそうは感じないが
これはコメディ映画である。しかし私には笑える要素は無かった。
同じ敗戦国日本の東条英機をこの様に茶化したら、
日本国民はどう思うだろうか?
笑うだろうか?いい気味だと溜飲を下げるだろうか?
結果として戦争に負けたから叩かれる。
その人物は生真面目で、愛国者であってさえも。
独裁者と言われているが、北朝鮮とは違い、
愛人を何人何百人も囲ったり、私利私欲で政治を行い、
金をかき集め、莫大な隠し財産があったり、
豪華な生活を豪華な私邸で送っていた訳では決してない。
ヒトラーも(軍人に過ぎない)東条英機も生活は質素なものだ。
ヒトラーに関して言えば、愛人はエバ・ブラウン位なもので、
その点は東条英機と同様、性に対し潔癖で女には汚い感じではない。
あの様な戦局を敢行するには、生真面目な性格で無ければとても出来やしない。
今の生ぬるい政治家達にはこんな苦行は三日も持たないだろう。
ただ結果として、戦争には負けてしまったからこそ
悪人として叩かれるだけの存在となってしまっただけである。
人間的に言えば、真面目で、いい加減なことは出来ない性格だと思う。
1945年に戦争が終結してから、既に64年が経過するわけだが、
70年、80年、90年、100年経過しても、まだドイツや日本を叩くのだろうか?
ユダヤは永遠にドイツを許さないのだろうか?