映画69 『エディット・ピアフ ~愛の賛歌~LA VIE EN ROSE』Ⅱ

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以前、本ブログで紹介した、
エディット・ピアフ ~愛の賛歌~LA VIE EN ROSE』を感想を書く。
とても良い映画だと思うし、感動もしたが、
晩年のピアフが悲惨過ぎて、何度も見る気にはなれない作品だ。
晩年のピアフは正にボロボロだ。
ピアフが悲惨で見るに耐えなかったが、
それは事実であるし、そこを美化する事は出来ない。
映画の出来は良く、フランス女優のマリオン・コティヤール
迫真の演技は素晴らしい。
ここまでピアフを演じ切るとは驚嘆する。
また戦前のパリが見事に再現され、時代考証もしっかりしている。
期待して見たのだが、期待裏切る事は全く無かった。
140分と長い映画であるが、そんな長時間を感じさせる事は無く、
退屈しなかった。
私は既にマルセルが飛行機事故で死んだという事実を知っている。
それなのに、映画の中で、マルセルが飛行機で乗って、
ピアフに会いに来る場面がある・・・。
え!何故?・・・と思ったが、この映画にそんなトリックが
有るなんて、まさか予想していなかった。これは見事な攻撃だ。
これにはヤラレタ・・・。
またマルセルに贈るはずだった、カルティエの時計が気になった。
あの時計は、どこにいったのか?
それとも最初から買っていなかったのか?
まあ、映画だから、そもそも事実では無いかも知れないし、
答えが無いかも知れないが、気になったエピソードである。
あと、少女時代のピアフが国家を歌う場面が良かった。
あの歌声もピアフに負けずに良いと思う。
壮絶な人生を送った、ピアフの歌は、時代、国を超えて、
永遠に人々に愛され、賞賛されるだろう。
ピアフは私の大好きなシャンソン歌手である。
これからも私はピアフの歌を聴き続ける・・・。