フランス映画65『ジェルミナルGerminal』

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今回は19世紀末のフランスの炭鉱町に住む人々を
描いた映画、『ジェルミナルGerminal』を紹介する。
原作はエミール・ゾラ。1993年フランス製作。
1994年セザール賞撮影賞・衣装賞受賞。
160分と長い映画であったが、
私は興味を持って見たので短いとは感じ無かった。
19世紀末の貧しい炭鉱町が見事に再現されている。
まだ若い娘が乳丸出しで、炭鉱で働くシーンが有ったり、
(昔の日本でも、まだ若い娘がその様にして、炭鉱で働いていた)
食べ物に困り、物乞いをするシーンなどが有り、
実にリアルに描かれている。
まだフランスの労働者が権利を持つ事は無かった時代の話である。
今のフランスとは隔世の感がある。