漫画 丸尾末広「天國 パライゾ」

著者 丸尾末広 
「天國 パライゾ」
定価 1012円
2020年12月11日初版初刷発行
    
画業40周年を迎える漫画界の魔神が描く、戦争と祈り。
「最も苦しんだ者こそが、天國(パライゾ)の門を開くーー」

戦後の混乱収まらぬ頃。
汚穢と悲哀、最底辺の貧民窟で、
寄る辺なき混血の少年は今日のみを生きる。
【ネンコロリ】

ナガサキアウシュビッツを、ある宣教師と名もなき少年が繋ぐ。
惨たらしくも美しい地上の地獄絵図。
【オランダさん】

第二次世界大戦下の強制収容所
逆境と抑圧、苦痛に塗れた獄舎に、神はいるのか……。
【童貞マリア】

日本漫画界が世界に誇る魔神・丸尾末広、画業40周年記念。
計5作を収録した、漆黒の作品集。
(本書紹介文より抜粋)

「パノラマ島綺譚」「芋虫」に続いて今回は「天國 パライゾ」
を買ってみた。
本作品集は終戦後の浮浪児やパンパンやあの有名なコルベ神父が
登場する。コルベ神父は日本の長崎で布教活動のために
滞在していたことがあり、この漫画にも描かれたように強制収容所
囚人の身代わりに餓死室に入れられて死亡したのは有名な話である。
コルベ神父は1982年聖人に加えられた。
丸尾末広もいろんな題材で作品を描いているのだなと思った。

コルベ神父について
https://kolbe-museum.com/?mode=f2

マキシミリアノコルベ神父のこと
https://note.com/12469/n/n00023e815b94

アウシュヴィッツ収容所とコルベ神父
https://bible02.com/bible_message/message31/