『映画 灰の記憶』

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2001年アメリカ制作。109分。
(原題The Grey Zone)

実在のユダヤ人医師、ミクロシュ・ニスリの手記
を基に、ティム・ブレイク・ネルソンが映画化。
ポーランドアウシュビッツ強制収容所ガス室
奇跡的に生き残った少女の命を守るユダヤ人たちの
葛藤と勇気を描く。
第26回トロント国際映画祭出品作品。
文部科学省選定作品。

1944年、アウシュビッツ強制収容所
ユダヤ人のホフマンは、同じユダヤ人をガス室
送るなどの特別任務を担う“ゾンダーコマンド”
としてナチスのために働いていた。
その見返りは食事と4ヵ月の延命。
一方で彼は、密かに同じユダヤ人である焼却場の
アブラモヴィッチや軍需工場で働く女囚ダイナらと
死体を焼き続ける焼却炉の破壊を計画していた。
それは、彼らにできる最後の抵抗だった。
そんなある日、ホフマンはガス室で死体処理中、
奇蹟的に生き残った少女を発見する。
ニスリ医師の手当で一命を取り留めたその少女を、
彼は危険を承知で匿うのだった。
wikipediaより抜粋)

なんと悲惨で、もの悲しい、悲劇的な、
重く暗い映画なんだろう。
何も救いが無い。どこにも救いなんか無い。
ラストシーンがやはり、あんな感じで
終わってしまう事は充分予想出来た・・・。
そう予想は出来たにしろ・・・言葉なんて、
もう何も出ない。映画を見終ったあとの余韻が
何とも言えなかった。楽しい映画でもないし、
良い気分になれる映画でもない、
そこには明るさも陽気さもない。
過去に実際に起きた、過酷すぎる現実を
突きつけられた映画であった。
(本映画で「ゾンダーコマンド」という
存在を初めて知った)

The Grey Zone - Trailer
(記事投稿時なら視聴可能)
http://youtu.be/uGlfF3tDtaQ

Sonderkommando
(記事投稿時なら閲覧可能)
https://en.wikipedia.org/wiki/Sonderkommando