読書 ジム・ニズビット著『叫びの序曲』(1999 角川文庫)164冊目

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スタンレーの血液はRHマイナスO型。
強奪された彼の腎臓は腎市場で高値がつくという。
残されたもう片方の腎臓も重大な病に冒されており余命も残り僅かと判明。
復讐に燃えるスタンレーは、血液型の情報が漏れていた
性感染症クリニックを手がかりに窃盗グループを追いつめる。
死の囁きに神経を磨り減らし、正気と狂気の狭間をのたうち回りながら、
生き残りを賭けてスタンレーが下した究極の決断とは。
絶叫の結末に向けて奏でられた長大な序曲、怒濤の完結。

今回はジム・ニズビット著山田蘭訳『叫びの序曲』(1999 角川文庫)
を紹介する。本書も有名な本ではなく、現在残念ながら絶版。
ラストはメデタシメデタシとならず、日本ではウケナイ作品だと思う。
こういう作品は日本では書けない作品だと思うのである。