春期企画展 「ファッションプレートが映し出す近代」

春期企画展 
ファッションプレートが映し出す近代 
美術と技術の交差点(北区飛鳥山博物館)
https://www.city.kita.tokyo.jp/hakubutsukan/tenji/kikaku/fp050320.html

18世紀末のヨーロッパでは、細密な技術で
美しい版画作品が数多く生み出されました。
中でも、ファッションプレートと呼ばれた、
当時のトレンドや未来の流行を予測した作品の数々は、
現在のファッション雑誌に匹敵する情報として、
欧米の服飾文化を現在に伝えます。
日本からは遠く離れた欧米で作られたファッション・プレートは、
明治時代を迎え、外国の文物を受容しはじめた日本にも伝えられました。
明治期以降の浮世絵作品や大正時代以降のデザインにも少しずつ
影響を与えたと言われています。
この展覧会では、北区(旧滝野川区)出身の家政学者である
伊藤紀之氏が収集したコレクションを特別に公開します。
あるコレクターの目を通して集められたファッション・プレートは
どのような世界を映し出したのでしょうか。
そして、日本の近代と欧州のファッション・プレートは
どのような交差があったのでしょうか。 
ぜひ春の飛鳥山で美しいファッションプレートコレクションをご覧ください。

期間
3月20日(水曜日・祝日)~5月12日(日曜日) 午前10時~午後5時
※毎週月曜日は休館、月曜日が祝日の場合は開館し、直後の平日が休館日。

会場
北区飛鳥山博物館 特別展示室・ホワイエ

北区飛鳥山博物館
〒114-0002 東京都北区王子1-1-3
電話番号:03-3916-1133
ファックス番号:03-3916-5900

観覧料
一般 300円(団体240円)
障害者手帳をご提示いただいた場合は、一般券を半額でご利用になれます。
(障害のある方お一人につき、介助者1名まで観覧料が免除になります。)
65歳以上 150円
小・中・高 100円(団体80円)
※小学生未満は無料
※団体扱いは20名以上

開館時間
午前10時から午後5時(常設展示室観覧券の発行は午後4時30分まで)
埋蔵文化財の届出等に関するお問合せ・受付
月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時
休館日
毎週月曜日

【東京都北区】北区飛鳥山博物館
「ファッションプレートが映し出す近代 美術と技術の交差点」展は5/12までです。
https://tokyokita.goguynet.jp/2024/04/19/fashion_plate20240512/

祝150周年!いつの時代も愛される飛鳥山公園の魅力に迫る!
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/3sSkDXr66bs?si=CcXiTzI5ETrAtTkK

先日、桜の花がまだ完全には散ってない春の晴天の日に北区王子の
飛鳥山公園内にある、飛鳥山博物館で開催された、
「ファッションプレートが映し出す近代」展を見に行って来ました。
王子駅で下車後、駅に隣接する、飛鳥山公園に向かいます。
晴天でまだ完全に桜が散っていない時だったので飛鳥山公園
賑わっていました。飛鳥山は文字通り山なので上って行きます。
少し歩くと飛鳥山博物館に到着しました。
この日は観覧無料でしたが人は余り多くはありません。
北区出身の家政学者である、伊藤紀之が収集したコレクションを
特別に公開という展示内容ですが、公共の施設なので宣伝もあまり
してないということもあるかと思います。

伊藤紀之のコレクションの展示で中国語で書かれた手紙があり、
意思疎通を円滑にすべく外国の業者が中国人に頼み書かせた手紙でした。
それと同様の経験が私にもあり、相手はフランスの古書店でしたが、
問い合わせのメールに対し、「なんなら私にはイギリス人の友人が
いるから英語での代筆を頼んでもいいんだが?」と親切にも
このような申し出がありました。
フランス語や英語が母国語ではない、私には二言語とも結局は外国語
でしかなく同じことなのでフランス語のままでかまいません」というような
返答をした記憶があります。

伊藤紀之の展示では各時代、各国のファッションプレートやそれに
またファッションプレートの原画の展示や王子の官営製紙工場や
日本の局紙の話、日本の局紙がフランスへ輸出され、その局紙で刷られた、
Journal des Dames et des Modes(JDM)(1912-1914)の展示や
La Gazette du Bon Tonやアールグーボーテ(A・G・B)
または日本の1920年代の雑誌である、婦人グラフの展示などがありました。

伊藤紀之のコレクションは「ファッション・プレートへのいざない」など
でしか知ることが出来ませんでしたから、実際にこうして間近で見ることが
出来て有意義な展示だと思いました。
展示を見終えたらミュージアムショップで図録(700円)が売っていたので
を買いました。よく作りこまれた図録で手頃な価格だと思います。

ここまでの研究はまだされてないと思うが、19世紀のフランスの
ファッション雑誌で合本されたものがあるが、その合本製本や
装丁や造本の差異などの研究が知りたい。

この動画の19世紀のフランスのファッション雑誌の合本製本は
典型的な例。この合本製本は時代色がとても出ている。

"Magasin des Demoiselles" francuskie czasopismo 
o modzie z lat 1853-54 (rocznik)
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/XZfK00oA18k?si=ig8h53r5hFmz6AOZ

YOUTUBEを見たら杉野服飾大学が2023年4月から
新学科「服飾文化学科」を新設したようです。
いままでの日本の高等教育では服飾の文化や歴史には
そんなに重要視されてない傾向でしたが、変わりつつあるようです。

杉野服飾大学】10分授業「かわいいけれど、迷惑。
ブルジョワ女性の流行の装い~」西洋服飾文化史・鈴木桜子教授
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/J9-9rZ1UhDk?si=azFRLzFY0Eyf5zdu

杉野服飾大学】新学科「服飾文化学科」スタート! 
CHALLENGE! SUGINO(SUGINO × 新しい学び)
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/ho46DhlfHPQ?si=L_LRvy34vaJ4OZxg