2002年に起きた事件の実写映画化 邦画「愛の病」

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わたしは町で一番イケていると言われた女~♪

2017年日本制作。96分。

出会い系サイトで知り合った男をだまして大金を
貢がせ、男たちに強盗殺人をするように
仕向けた女が、1人を殺害、1人に重傷を
負わせた2002年の「和歌山出会い系サイト
強盗殺傷事件」をベースに描いた官能サスペンス。
生活費を稼ぐために出会い系サイトのサクラとして働く
エミコは、彼女に入れ込んだ工員の真之助に
「私はヤクザの組長の娘。組長に結婚を
認めてもらうには組への登録料が必要」などと
嘘をついて、大金を貢がせていた。ある日、
解体作業員のアキラと出会い一目ぼれしたエミコは
アキラとデートを重ねる。
しかし、重度の障害を持ったアキラの姉・香澄の存在を
疎ましく思ったエミコは、香澄を殺してしまいたいという
衝動にかられ、真之助に連絡を入れる。主人公のエミコ役
を本作が初主演となる瀬戸さおりが演じ、岡山天音
八木将康山田真歩佐々木心音藤田朋子らが
脇を固める。監督は「女の穴」「スキマスキ」の吉田浩太
(映画紹介文より抜粋)

和歌山と言えばあのカレー事件で有名だが、
蓮っ葉な関西弁が似合う映画
絵に描いたような幸薄の女
絵に描いたようなガテン系の男
絵に描いたような冴えない男
絵に描いたようなDQNな元夫
同じレベルの者同士しか友達にも恋人にも
結婚相手にもならない法則を
見事に具現化して見せつけた映画。
殺された車椅子の姉だけはまともに感じた。
女はまともではないのを察知したのだろう。
「お願いします、弟に近づかんといてください」と言う。
配役がとてもいい。正に完璧。
演技もいい正に完璧。
小鉄の声がどう考えても女の声にしか聞こえないのだが、
耳でも悪いのだろうか?
無駄に多い迫真でリアリティあふれる子作りシーンが
満載で、どこまでもリアリティを追求した作品。
実際に起きた事件を間近で見ているような臨場感がある。

愛の病」予告
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/OrbozRV8jB0