2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧
私のお気に入りの『ATSUKI ONISHI』ポスター このATSUKI ONISHIのポスター(非売品)は 1985年の春夏コレクションの為の ポスターで、私の大のお気に入りである。 自分の部屋に置いて20年以上になる。 図柄が大変洒落ており、そして可愛らしい。 *この…
大江健三郎の単行本「性的人間」に収録。 この『セブンティーン』(短編)は大人に近づきつつある、 17歳を描いた、作品である。 苛立ちと性的衝動と葛藤を抱いた17歳を巧みに描写している。 大江健三郎の作品の中でも評価が高い。 大江健三郎 『性的人…
現代イギリス文学『コレクター』(1963)を紹介する。 この本も私は今までに数回読んだ。 有名な本ではあるが、巷では、それほどは読まれていない。 この物語で肝心な事は監禁でもリビドーでもない、 軋轢であり、対立であり、階級闘争である。 この物語に登場…
『La Belle Dame Sans Merci』 イギリスの画家 John William Waterhouse (1849-1917)作 森の中で娘が騎士を誘惑している。 娘は髪で騎士を絞め殺そうとしているようにも見える・・・ ウォーターハウスは好きな画家の一人である。
今回は、ベルハルト・シュテルシーシュザナ著 佐々謙自 訳 「BIBLIOTHECA CURIOSA ET EROTICA」を紹介しよう。 この本は独逸の艶本稀覯書の「BIBLIOTHECA CURIOSA ET EROTICA」(1920?)の翻訳であり、 グロテスク社から昭和3年に限定500部(記番有り)…
ロバート・R・マキャモン著「スワン・ソング」 第三次世界大戦後のアメリカで繰り広げられるスリリングな物語。 核戦争後のアメリカを舞台に、善と悪が熾烈な攻防戦を繰り広げる。 ロバート・R・マキャモンの傑作。 中でもスーパーマーケットの戦いは映画「…
最近見て、気に入った映画を紹介する。 私はいろんな映画を見るが、最近はフランス映画をよく見ている。 今回は、フランス映画から2本を紹介したい。 CARNE SEUL CONTRE TOUS(カノン) ギャスパー・ノエ 監督作品 *カノンは、CARNEの続編にあたる。 フラ…
私はそれほど酒を嗜む方ではないのだが、 酒はヴェルサント(アブサン=ニガヨモギの薬草酒)を飲む。
今回は、ナバル女王 著「エプタメロン」を紹介する。 ナバル女王自身の書いた、『エプタメロン』(七日物語)Heptameron(1559)は、 ボッカチオの『デカメロン』と同じ傾向の作品で、フランス・ルネサンス文学の代表作である。 *ナバル女王とは、マルグリ…
若き娘の告白 マルセル・プルースト/近藤光治、齋藤磯雄・訳 背コーネル四段マウント装、本文用紙和紙、 [表紙平Feder原画手彩色木版画入]、 限定500部 装釘 秋朱之介 -若き娘の告白/バルダサアル・シルヴァンドの死/ ヴィオラント/嫉妬の果て …
生田耕作の本は一冊も架蔵しておらず、格安だったので購入。 生田耕作(いくた・こうさく)(1924-1994) 仏文学者。京都大学名誉教授。 京都府生。京都大学仏文科在学中に、アンドレ・ブルトンの思想に啓示を受ける。 以後、「異端の仏文学者」としてブルト…
龍膽寺雄著『放浪時代』(改造社 新鋭文学叢書・古賀春江装丁) 昭和モダニズムの旗手として、戦前の文壇に颯爽と登場し、 消えていった、龍膽寺雄(りゅうたんじゆう)を紹介する。 21世紀初頭の今、龍膽寺雄の作品を読むことは困難である。 このタイトルの放…
ネットで買った本を読了。読んだ本は下記の通り。 筑波昭『巣鴨若妻殺し』昭和戦前の最難事件 草思社 初版1987.03.16 筑波昭の著作は何冊か文庫化もされている。 この本はまだ文庫化はされていない。 文庫化されない理由も判ったような気もする。 やはり彼の…