2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

私のお気に入りの『ATSUKI ONISHI』のポスター

私のお気に入りの『ATSUKI ONISHI』ポスター このATSUKI ONISHIのポスター(非売品)は 1985年の春夏コレクションの為の ポスターで、私の大のお気に入りである。 自分の部屋に置いて20年以上になる。 図柄が大変洒落ており、そして可愛らしい。 *この…

5月8日 リビドーの爆発 大江健三郎 著 『セブンティーン』 9冊目

大江健三郎の単行本「性的人間」に収録。 この『セブンティーン』(短編)は大人に近づきつつある、 17歳を描いた、作品である。 苛立ちと性的衝動と葛藤を抱いた17歳を巧みに描写している。 大江健三郎の作品の中でも評価が高い。 大江健三郎 『性的人…

5月8日 ジョン・ファウルズ著 『コレクター』 (1963) 8冊目

現代イギリス文学『コレクター』(1963)を紹介する。 この本も私は今までに数回読んだ。 有名な本ではあるが、巷では、それほどは読まれていない。 この物語で肝心な事は監禁でもリビドーでもない、 軋轢であり、対立であり、階級闘争である。 この物語に登場…

好きな絵画02 John William Waterhouse 『La Belle Dame Sans Merci』

『La Belle Dame Sans Merci』 イギリスの画家 John William Waterhouse (1849-1917)作 森の中で娘が騎士を誘惑している。 娘は髪で騎士を絞め殺そうとしているようにも見える・・・ ウォーターハウスは好きな画家の一人である。

5月8日『BIBLIOTHECA CURIOSA ET EROTICA』(1928)7冊目

今回は、ベルハルト・シュテルシーシュザナ著 佐々謙自 訳 「BIBLIOTHECA CURIOSA ET EROTICA」を紹介しよう。 この本は独逸の艶本稀覯書の「BIBLIOTHECA CURIOSA ET EROTICA」(1920?)の翻訳であり、 グロテスク社から昭和3年に限定500部(記番有り)…

5月8日 ロバート・R・マキャモン著 『スワン・ソング』 6冊目

ロバート・R・マキャモン著「スワン・ソング」 第三次世界大戦後のアメリカで繰り広げられるスリリングな物語。 核戦争後のアメリカを舞台に、善と悪が熾烈な攻防戦を繰り広げる。 ロバート・R・マキャモンの傑作。 中でもスーパーマーケットの戦いは映画「…

好きな映画01 「哲学的なフランス映画」

最近見て、気に入った映画を紹介する。 私はいろんな映画を見るが、最近はフランス映画をよく見ている。 今回は、フランス映画から2本を紹介したい。 CARNE SEUL CONTRE TOUS(カノン) ギャスパー・ノエ 監督作品 *カノンは、CARNEの続編にあたる。 フラ…

ヴェルサントを飲む

私はそれほど酒を嗜む方ではないのだが、 酒はヴェルサント(アブサン=ニガヨモギの薬草酒)を飲む。

5月7日 ナバル女王著 『エプタメロン-Heptameron-』 (世界奇書異聞類聚の第4巻&5巻) 5冊目

今回は、ナバル女王 著「エプタメロン」を紹介する。 ナバル女王自身の書いた、『エプタメロン』(七日物語)Heptameron(1559)は、 ボッカチオの『デカメロン』と同じ傾向の作品で、フランス・ルネサンス文学の代表作である。 *ナバル女王とは、マルグリ…

5月6日 プルースト著『若き娘の告白』 4冊目

若き娘の告白 マルセル・プルースト/近藤光治、齋藤磯雄・訳 背コーネル四段マウント装、本文用紙和紙、 [表紙平Feder原画手彩色木版画入]、 限定500部 装釘 秋朱之介 -若き娘の告白/バルダサアル・シルヴァンドの死/ ヴィオラント/嫉妬の果て …

5月5日 B・サンドラール著『世界の果てまで連れてって!・・・』 3冊目

生田耕作の本は一冊も架蔵しておらず、格安だったので購入。 生田耕作(いくた・こうさく)(1924-1994) 仏文学者。京都大学名誉教授。 京都府生。京都大学仏文科在学中に、アンドレ・ブルトンの思想に啓示を受ける。 以後、「異端の仏文学者」としてブルト…

5月4日 古書紹介 龍膽寺雄『放浪時代』 2冊目

龍膽寺雄著『放浪時代』(改造社 新鋭文学叢書・古賀春江装丁) 昭和モダニズムの旗手として、戦前の文壇に颯爽と登場し、 消えていった、龍膽寺雄(りゅうたんじゆう)を紹介する。 21世紀初頭の今、龍膽寺雄の作品を読むことは困難である。 このタイトルの放…

5月4日 筑波昭『巣鴨若妻殺し』 読了 1冊目

ネットで買った本を読了。読んだ本は下記の通り。 筑波昭『巣鴨若妻殺し』昭和戦前の最難事件 草思社 初版1987.03.16 筑波昭の著作は何冊か文庫化もされている。 この本はまだ文庫化はされていない。 文庫化されない理由も判ったような気もする。 やはり彼の…