ゾンビ映画『ハーモニー・オブ・ザ・デッド』

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2015年スペイン・ハンガリー制作。112分。
(原題 Extinction)

以前、本ブログでも紹介した、
「スペイン一家監禁事件」(2010)の
監督Miguel Angel Vivasによるゾンビ映画
と言ってもゾンビはおまけみたいな扱い。
ゾンビ映画でいつも思うことだが、
このゾンビ映画の舞台になる世界では、
ゾンビ映画」は存在しないんだろうかという疑問を
いつも持つ。中には登場人物がちゃんと
ゾンビというものの概念を持ち、またはゾンビ映画
見ていて、知識を持つ者もいなくはないが・・・。
まず、兵士から銃をとるのは良策だが、
すぐにゾンビ化するので、まず頭を撃ってから、
ライフル、拳銃、及び予備弾倉(弾薬)、
その他ナイフや携帯食料、防弾チョッキ等の装備、
つまり生き残る為の装備全部を取るべきだといつも
思うんだが・・・。いつも銃本体しか持っていかないし、
まあ、そんな登場人物なら、そもそも映画にも
ならないだろうけど。(映画に突っ込んでもしょうが
ないとは思うけど)ジャックはルーと自分の事だけで、
パトリックを見殺しにしようとしたし、助け合おうという
気は全く0だ。パトリックはジャックを助けたし、
発電機の世話もしているというのに、
異常な程、ジャックにはわだかまりというか、
根に持ち過ぎる・・・。他のゾンビ映画でもそうだが、
何故、ゾンビなんかをわざわざ捕獲するんだろうか、
メリットなんて何もないのに。
ゾンビは添物程度でジャックとパトリックの確執の
人間ドラマに思える。別にそこで何もゾンビにより、
世界が終焉した世界を舞台にしなくても、
良いんじゃないかなと思った。
パトリックが不憫でしょうがなかった。
過去に何があったにせよ・・・。