つーか逆に考えるんだ!2012年まで人類は滅亡しないと!映画『2012』

イメージ 1

イメージ 2

2009年アメリカ制作。2時間38分。
CGが素晴らしい。本物に見える。
映画史に残るほどのCGの出来が良かったと思う。
2時間30分余りの長い映画だが、ダラダラするような
眠たくなるような描写はなく、長くは感じず退屈もしなかった。
最高の興奮!大スペクタクルの映画だった。
てっきり宇宙にいくのかと思っていたが違った。
箱船の場面で人がパラパラと落下していくのは
ゲーセンのコイン落としを思い出させた。
主人公の一家はどんな災害でも無傷で、
どんな困難でもスイスイ通過していくのは、
映画のご都合主義だが、そんなことも気にならないほど
世界が崩壊していくシーンは見ごたえがあった。
また我先に他人を蹴落としていく様は、蜘蛛の糸を思い出せた。
箱船に乗り込むチケットが1300億円だから
今のビル・ゲイツは余裕で10枚は買えそうだし
船で無くとも潜水艦でもいけそうだな。

マヤの暦が2012年までしかなかったから・・・という
話だが、永遠に彫るわけにもいかんだろう。
いい加減疲れるだろうし、「まあ、俺もどうせ生きてねえし、
ここまでいいか、別に・・・」とか思って彫っているだけだろう。
そこまでマヤ人が考えているとは思えない。(すげえ深読みだな)
つーか逆に考えるんだ!2012年まで人類は滅亡しないと!
こういう話は金儲けの一手段だな。
(まあ当たり前なことを語っても話題にもならないしな)
余り未来でも現実味がねえし、といって、来年とかにしても
近すぎて都合が悪いので・・・。
日本人嫁が出てきたが、どうも日本人には見えない。
中国人に見えて仕方がなかった。
タマラが中指を立てた時、指でも挟みそうで、ヒヤっとした。
ロシア人の金持ちのピザオヤジがなかなか男らしくてカッコ良かったし、
操縦士のゴードンとタマラも良かったな。
彼らは何も死ぬことは無かったんじゃないかなとも思った。
生きている設定でも別に問題はないのではと思った。
チベットの坊さんも達観しており、なかなかカッコ良かった。
仏教の僧と言えば、1963年6月にゴ・ディン・ジエム政権の宗教弾圧に
抗議の為に、自らガソリンをかぶって焼身自殺した、ティック・クアン・ドックを
思い出す。日本の即身仏と同様に強靭な精神力には感服するしかない。
主人公一家の箱船での水攻めの苦難の描写を削って、
新天地の描写や上陸シーンを描いた方が良かったと思う。