読書 不屈の精神と勇気 A・ラルストン著 『奇跡の6日間』40冊目

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先日、図書館で、ドキュメントを借りてきた。

これは驚くべき物語である。
登山をしていた青年が落ちてきた岩に、
自分の右手を挟まれ、身動きが出来なくなった。
持っていた小さなナイフで自分の腕を切断し、
自力で脱出し、奇跡の生還をするまでのドキュメンタリーである。

誰でも自分で手を切断したくは無い・・・。
しかし、手を挟まれた時点でさえ、
ろくに飲み水も無く、このままいけば、
腕の怪我よりも、まず先に渇水死する。
一睡も出来ず、幻覚を見るまでになる。
手を切断し、挟まれた場所から自力で脱出するか、
それとも、このまま渇水死するかの選択することになる・・・。
そして、ついに挟まれた手が腐りはじめた・・・。
一刻の猶予も無い・・・・。
ついに自ら手を切断し、脱出、生還を果たす。

これは感動のドキュメントである。

年をとってから以前よりは小説は読まなくなった。
こんなドキュメントばかりを読むようになった。

アーロン・ラルストン著『奇跡の6日間』中谷和男訳
小学館から2005年刊行。
Aron Ralston 『Between A Rock And Hard Place』