読書 「東の果て、夜へ」

ハヤカワ・ミステリ文庫)
ビル ビバリー (著)
熊谷 千寿 (翻訳)
早川書房 (2017/9/7)
448ページ

――少年は旅に出る。2000マイル先へ、人を殺しに。
名だたるミステリ文学賞を連続受賞。
昨年、英語圏で最高の評価を獲得した傑作がついに邦訳。
★英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞
★同最優秀新人賞ジョン・クリーシー・ダガー受賞
★全英図書賞(年間最優秀犯罪小説部門)受賞
ロサンゼルスタイムズ文学賞(ミステリ部門)受賞
「長年の読書経験で最上級の一冊だ」
ドン・ウィンズロウ(『犬の力』『ザ・カルテル』『サトリ』著者)
ロサンゼルスのスラム街「ザ・ボクシズ」で犯罪組織に所属する
15歳の少年、イースト。麻薬斡旋所の見張りを担当していた
彼であったが、警察の強制捜査によって施設が押さえられてしまった。
仲間から責任を問われたイーストにボスが命令を下す――「ある男を殺せ」。
標的である裏切り者の判事は遠く東に離れたウィスコンシン州へ旅行中で、
組織幹部が裁かれる法廷に証人として立つため、
来週ロサンゼルスに戻ってくる。その前に始末する。
イーストに同行するのは、13歳にして殺し屋である不仲の弟を
はじめとした少年たち3名。崩壊の予感と軋轢を抱えながら、
2000マイルに及ぶ旅が始まるが……。
罪の意識。同行者たちとの衝突。そして初めて見るロサンゼルスの
「外」の光景が、イーストの心をかき乱していく――。
孤独なる魂の彷徨を描いて絶賛を浴びた
ロード・ノヴェルにしてクライム・ノヴェルの傑作。
解説/諏訪部浩一(東京大学准教授)
(本書紹介文より抜粋)

いろんな賞を受賞している本書だが、正直期待せずに読んでみた。
いろんな賞を受賞している割にはそこまで良い作品とは思わなかった。
よくありがちな作品であり、ロード・ノヴェルでもある。
それゆえに印象に残らない作品になっている。