『映画 オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』

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2013年アメリカ制作。106分
(原題 All Is Lost )

晩年を迎えた男はヨットに乗り、インド洋を単独航海していた。
ある日、水音で目が覚めると船室はすでに浸水。
漂流していたコンテナがヨットにぶつかり、
開いた穴から水が流れ込んでいた。男は水をかき出し、
穴をふさぎ、なんとか急場をしのぐ。
しかし無線機もパソコンも水に浸かり、使い物にならなくなっていた。
トラブルは続く。彼方から黒雲が押し寄せ、
雷鳴がとどろき、暴風雨がヨットに襲いかかる。
男は必死で転覆を防ぐものの、船体は致命的なダメージを受ける。
やむなく船を捨てることを決意。食料とサバイバル道具を持ち、
救命ボートに乗り移る。一難去ってまた一難。自然の猛威は容赦がない。
サメに襲撃され、ボートに穴が開き、食料や水も乏しくなっていく。
果たして助けは来るのか。生き延びられるのか。
疲れ果てた男は空を見上げ、自らの心と対話を始める。
ペンをとり、「最後の手紙」をしたためる。
大海原でたった一人、すべてを失った男。生きるための格闘が、
淡々と語られていく。全編せりふはほとんどない。
カメラは男の戦いをドキュメンタリー風に追っていく。
言葉がまったくないことが孤独をさらに強調する。
(映画紹介文から抜粋)

とても良い映画だった。簡単に言えば、男がヨットで遭難し、結末は
救助されるというストーリーなのだが、そこまでの過程がスリル満点で、
これでもかと言わんばかりに、あらゆる困難が押し寄せてくる。
とてもリアリティにあふれているだけに、見る者を手に汗を握ぎらせ、
感動させる。お薦めの映画である。

All is Lost - Official Trailer
(記事投稿時なら視聴可能)
http://youtu.be/ZgakOh8og4U