『バイロスと日本におけるその系譜~蔵書票展~』Ⅰ

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「バイロスと日本におけるその系譜~蔵書票展~」
参加作家:フランツ・フォン・バイロス/アルフォンス井上
/蒲地清爾/多賀新/林由紀子(敬称略)
銀座 ヴァニラ画廊 期間: 2010年1月24日(月)~2月5日(土) 
入場料500円
特別トークイベント1月29日(土)
(日本書票協会会長・内田市五郎氏と参加作家をお迎えして)
入場料1,000円(1D付)17時開場
http://www.vanilla-gallery.com/
http://www.vanilla-gallery.com/schedule/2011/20110124.html
http://www.vanilla-gallery.com/vanilla-gahou/gahou/2011/01/post-32.html
(記事投稿時には閲覧可能)
昨年開催され、好評を博したバイロスの蔵書票展。
観る人を匂いたつような官能的幻想へと誘うその魅力と、
美しさ・優美な系譜は蔵書票という小さな輝きの中で、
日本の作家にも受け継がれております。
蔵書票とは実に不思議な文化です。
掌に乗るほどに小さな世界には、ぎっしりと濃密な絵画が
繊細な描線によって描き込まれています。
その芸術は、神への信仰のためでも戦士を鼓舞するためでもなく、
個人に所有される為に生み出されたものです。
自らの蔵書にそっとそれを貼付け、再び表紙を閉じて
本棚へと戻すその快感は極めてプライベートなものであり、
どこか秘め事のような趣きを感じさせるものでもあります。
今展示では日本の蔵書票作家の中でも珠玉の4名の作品と
バイロスの蔵書票の展示をあわせて行ないます。
蔵書票の魅力とバイロス~現代作家へ繋がる
「表現の流れ」をお楽しみ頂ければと思います。
可憐にして上品な猥雑を見事に表現した、
蔵書票の芸術家バイロスと、そのバイロスの系譜を
確かに継ぐ4名の作家が小さな世界に描き出す、
秘密の花園”。 どうぞじっくりお楽しみ下さいませ。
特別協力:日本書票協会・伊藤文学

1月29日、上記の特別トークイベントを聞きに行ってきました。
このトークイベントの一週間程前に、去年の2010年7月10日に、
東京・高輪台の啓祐堂ギャラリーで開催された、
林由紀子の蔵書票の個展でお会いした、
林由紀子さんから、今回の展示及びトークイベントの
案内を頂き、行ってみる事にしたのです。
(ほぼ同時期に同じく銀座の青木画廊で、IFAA/OBLIQUE
アイファ/オブリック展が開かれるので、良い機会だと思いました)