2005-06-05 6月5日 倉橋由美子著『スミヤキストQの冒険』26冊目 #小説 孤島の感化院に展開する奇妙な革命劇 工作員Qをとりまくグロテスクな人間達 倉橋由美子が四年の歳月をかけて結晶させた 待望の野心的書下ろし作品 (本書帯宣伝文より抜粋) この奇妙な小説は何だろうか。 一種の寓話なのだが、余りにも奇妙すぎる。 この不思議な世界観には感嘆せずにはいられない。 これほどの小説を書ける逸材は恐らく今は居ないだろう。 1969年4月講談社より刊行。