6月5日 倉橋由美子著『スミヤキストQの冒険』26冊目

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孤島の感化院に展開する奇妙な革命劇
工作員Qをとりまくグロテスクな人間達
倉橋由美子が四年の歳月をかけて結晶させた
待望の野心的書下ろし作品
(本書帯宣伝文より抜粋)

この奇妙な小説は何だろうか。
一種の寓話なのだが、余りにも奇妙すぎる。
この不思議な世界観には感嘆せずにはいられない。
これほどの小説を書ける逸材は恐らく今は居ないだろう。

1969年4月講談社より刊行。