読書 城市郎著『定本発禁本』(平凡社)197冊目

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えっ、こんな本まで発禁に!?
その「どこが」と「どうして」をたどり、
権力による弾圧の内実を明かす。
と同時に、作家たちの反骨の闘いぶりを活写。
斯界の第一人者による記念碑的著作である
本書を抜きに「発禁」は語れない。
(本書紹介文より抜粋)

現代日本の発禁本、好色本の第一人者である、
城市郎の代表的とも言える著書。
本書は平凡社から2004年刊行。

以前は桃源社から刊行されたもの。
近代発禁本の粗筋と概要が記されている。
しかし発禁本の全容が判るのは、
同出版社から刊行されている、
別冊太陽のシリーズの方であり、
こちらの方が書影も多く、解説も良い。