明治古書 三遊亭円朝演述『塩原多助一代記 一』186冊目

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今回紹介するのは、三遊亭円朝演述
若林カン蔵筆記 円朝叢談 『塩原多助一代記 一』である。
*カン蔵はPCでは出ないので、ご了承下さい。
速記法研究会より刊行。
多分刊行年は明17年(1884年)だと思われる。
私が所持しているのは、塩原多助一代記 一」で、
一巻目であり、第一編~第六編まで収録されている。
挿絵は朝霞楼(落合)芳幾(1833-1904)と
歌川国久(二代1832-1891)により描かれている。
立身出世の物語で、当時売れに売れた本であり、
後日、修身の教科書にも採用され、また歌舞伎座でも
上演された程である。
今となっては知る人は極僅かになったが、
これも時代の流れであろう。