2006-01-31 読書 『ポー全集全3巻』(東京創元社)141~143冊目 #読書 今回はエドガー・アラン・ポー全集(新装版)を紹介する。 二色刷りの豪華な全集である。 私がこの全集を買ったのは中学生の時であった。 一番印象に残った作品は、ポー唯一の長編作品である、 「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」であった。 途方も無い冒険譚であり、鬼気迫る描写は私を圧倒した。 今でも私はポー作品で一番好きなのは、この作品である。 文学不毛の今、このような全集は作られなくなった。 これも時代の流れであろう。