読書 『ポー全集全3巻』(東京創元社)141~143冊目

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今回はエドガー・アラン・ポー全集(新装版)を紹介する。
二色刷りの豪華な全集である。
私がこの全集を買ったのは中学生の時であった。
一番印象に残った作品は、ポー唯一の長編作品である、
「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」であった。
途方も無い冒険譚であり、鬼気迫る描写は私を圧倒した。
今でも私はポー作品で一番好きなのは、この作品である。
文学不毛の今、このような全集は作られなくなった。
これも時代の流れであろう。