エロチカ
秘密の本棚〈1〉縛りと責め幻の雑誌1953‐1964の記録高倉 一【編】1998年9月15日初版徳間文庫 昭和二十一年創刊の『奇譚クラブ』誌は、当初実話雑誌として始まったが、昭和二十七年よりSMに的を絞り、多くの読者の賛同を得た。ところが、昭和三十…
「奇譚クラブ」とその周辺濡木痴夢男著2006年6月20日初版発行(河出i文庫)河出書房新社 「奇譚クラブ」の成功と変貌、SM的な快楽、フンドシマニアの夢など、「奇譚クラブ」に数多くの作品を発表し、後続誌「裏窓」の編集長としてSM文化を産み育てた当事者…
わが性の遍歴 性体験記録生心リポート・セレクション〈別巻2〉安田義章述下川耿史文1997年7月4日初版発行河出文庫 奉公先の若奥様の放尿姿をのぞき見して病みつきとなり、女性の放尿姿の隠し撮りにのめりこむ。17歳で童貞を失い、家業を投げうって「性道…
「奇譚クラブ」の絵師たち濡木痴夢男著2010年6月20日2刷発行河出文庫296P 「奇譚クラブ」の誌面を飾った数々の縛り絵を描いた絵師たちのなかで人気抜群だった喜多玲子。喜多は、しかし、縛り絵師としてだけでなく、八面六臂の活躍をみせた。喜多の盟友が綴る…
幻の艶本 風俗草紙高倉一著二見文庫2000年12月15日初版発行 異端、変質、猟奇、フェチ……長い間抑圧されてきた性への倒錯した願望が、戦後一気に解放される。なかでもマニアックな雑誌として評判が高く、今や幻といわれる『風俗草子』から厳選した20篇を収…
伊藤晴雨:幻の秘画帖(江戸を読む 別巻)伊藤晴雨[画]安田義章編166ページ1997年二見書房 この本にはなんと目次がない。安田義章が監修しており、『論語通解』について団鬼六が書き、伊藤晴雨について高橋鐡が書き、巻末に作家佐野文哉が『論語通解』にみる晴…
二匹の精子が出会った「卵子までまだ遠いかい?」「まだ何時間もかかるよ。扁桃腺までしか来てないんだから」 Fの性愛学 口でするティエリー・ルゲー著吉田春美訳原書房2000/10 本書は、1998年12月20日の「ジュルナル・デュ・ディマンシュ」誌に掲載された文…
幼くしてお尻の快感に目覚めた、善光寺亀の持ち主、少年猛ちゃんの奇趣な性修業物語。 お尻の学校―猛ちゃんの超A感覚修業綺譚〈少年篇〉1993年ミリオン出版刊行。263P その昔、1992年頃だったと思うが、SMを排除した、純粋なエロ目的で「S&Mスナイパー」を少…
1970年徳間書店刊行。 切腹願望 美女降霊ズロース挽歌分桃会性司祭わが初恋の阿部お定リンペディオンの呪い ボクが初めて宇能鴻一郎を読んだのは男子高校生の頃なんです。それから20世紀末になり、早稲田の古書店でこの宇能鴻一郎の「切腹願望」が売られてい…