『Agnes u. Gustav Drobnerの蔵書票』(Exlibris)

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今回紹介するのは、Hermann Schwabeが制作した、
『Agnes u. Gustav Drobnerの蔵書票』(1901)である。
(u.=undの略)
Gustav Drobnerは本票の他にも20世紀初頭、
多くの蔵書票を色んな作家に依頼をしている。

知恵(或いは英知、教訓・・・)の泉から、
二人の美女(生きる喜びの象徴&美の象徴)が、
水を汲み出している。
Art Nouveau様式の蔵書票の傑作である。
繊細なタッチが美しい。
こういった幻想的な世界観は
なかなか日本人には作り出せないと思う。
(AgnesとGustavは、多分、夫婦なのだろう。
日本には夫婦茶碗はあってもこういう文化は無いねぇ・・・)
一目惚れして購入したもの。