最近聴いているラップ音楽16 HIME『姫始2006』

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以前、ラッパーのHIMEを紹介した。
今回も同じHIMEの『姫始2006』を紹介する。
YOUTUBEで見つけ、最近はこれを良く聴いている。
とてもノリが良く、聞いている、私まで
踊りたくなる様な、そんな曲である。
誇張では無しに、何だが妙に落ち着かなくなり、
リズムを取り(まるでアフリカの原住民が踊る様に)
無性に踊りだしたくなる曲である。
眠っていた、原始的な本能を呼び覚ます曲とリズムである。
彼女はとてもリズム感があり、流れる様に、スピーディーに歌う。
正に立て板に水の如くに・・・。また踊りも上手い。
彼女はラップを歌うが為に生まれた様なものだ。
彼女の歌は彼女だけのものだし、他の誰にも真似は出来ない。
彼女と同時代に生き、彼女の歌を聴ける事を感謝したい。
音楽は様々形態をとり、時代と共に変化してきた。
私が初めて、ラップを聴いたのは、1980年代半ばであり、
RUN-D.M.C.が来日し、TV出演をした時である。
私は、その時に初めて、ラップと言う音楽が
この世の中に存在する事を知ったのだ。
それから20年以上経過したが、私はいまだラップを聴いている。
しかし、私はラップ以降の新しい音楽を経験していない。
パンク・コア・ノイズ・テクノ・・・様々な音楽を聴いてきた。
しかし、まだ、それ以降の新しい音楽が生まれていない。
これ以上、音楽は、分化派生する事は無いのだろうか。
やはり極限までに細分化され尽くし、これ以上の広がりを
持つ事は無いのだろうか。
私が生きている内に、まだ聴覚を失わない内に、
新しい音楽が生まれ、その音楽を是非体験したいと思っている。