衝撃的な問題作  映画『冷たい熱帯魚』

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2010年日本制作。146分。

本映画は1993年に起きた
「埼玉愛犬家連続殺人事件」
を元にした映画である。
本ブログでも以前、志麻永幸著
「愛犬家連続殺人」(2000 角川文庫)
を紹介してから、この記事を見に来ている人
は数多いが、本映画とこの原作本とでは、
異なっている。
別物と考えても全くおかしくは無い程である。
原作ではブリーダーではあるが、
本映画では、熱帯魚屋である。
様々な事が原作本とは異なっている。
ボディ(死体)を透明にするという点では同じ。
解体作業が凄い。余りにも陰惨過ぎる。
本映画はとてもTV放映は不可能。
村田幸雄や村田愛子を演じる役者の演技が
素晴らしい。吐き気を催す程に極悪非道であり、
これは絶対関わりたくない、10m以内に接近したくない!
と思わせる人間を演じている。
ただ原作本と本映画で言える事は犯行の
残虐さでは同レベルという点である。
本映画の冒頭のシーンで、毒入りの栄養剤ドリンクを
飲ませて、人を殺すという陰惨なシーンがあるが、
リアリティにあふれており、冒頭からゾッとさせる。
万人向けの映画でもなく、またファミリー向けの映画
では決して無い。
そもそも、この様な映画を見る人は有る程度は
耐性が有るとは思うが、余りにも残虐極まりない
映画であるので、もし見る時には覚悟が必要に思う。
私は人にはお薦めは絶対しないし、もう見ない。

冷たい熱帯魚』 予告編
(記事投稿時なら視聴可能)
https://youtu.be/xSskAosTD1w

冷たい熱帯魚』 海外版 予告編
(記事投稿時なら視聴可能)
https://youtu.be/U53NhwXTaCE