映画『アメリカン・スナイパー』

イメージ 1

2014年アメリカ制作。132分。
(原題 American Sniper

近年、稀に見る秀作の戦争映画であり、
アメリカ軍のスナイパーの目を目を通して、
イラク戦争を描いた映画である。
実話を元にしており、原作はイラク戦争
4度従軍した、クリス・カイルが著した自伝
ネイビー・シールズ最強の狙撃手』
スナイパーが主人公の映画はなかなかなく、
その点でも充分評価が出来るが、戦闘シーンの迫力、
狙撃シーンの緊張を堪らなく感じた。
(誰が敵なのかはわからない。男とは限らず、
女や子供かも知れない・・・)
最後のあの結末は予想できなかった。
出来が良い戦争映画であって、
私がお勧めする映画の一つである。

American Sniper - Official Trailer [HD]
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/99k3u9ay1gs

American Sniper - Best Combat Scenes
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/AqcthD64Srs

*もし私が戦争になったら、スナイパーになりたいと思った事がある。
実際、相当昔の事、FPSの「バトルフィールド」の体験版のオンラインでは、
主にスナイパーをしていた。死角になるところで、
のんびりと待つ。それが良かった。
ただ、ゲームではリアルの戦争と違い、観測手(スポッター)が
いない為に場所が敵に判明した場合、(どこの誰かもわからない、
リアルでの年齢、職、住みなどがわからない)
敵に発見され、殺される危険性が非常に大きい。
敵は弾の節約のためか、あとはゲームでは(リアルと違い)
ナイフのダメージが大という設定があるので、
その為か、ナイフで攻撃してきた。
リアルでの場合は、そのままライフルで撃てばいいが、
ゲーム内のライフルは照準器をつけたままでの射撃しか不可で
拳銃に切り替えとかしようともたもたしている内に、
ナイフで刺殺、瞬殺された記憶がある。
リアルだといくらなんでも、マウスやキーボートでのもたつきなんて
ありえず、ゲームの縛りもないので、そこまで瞬殺はされないとは思うが。
リアルでもゲームでもそれは同じなのだが、狙撃地点が敵にばれると
もう死んだと同然であり、発射したら、即場所を変えないと、
敵にばれて、逆に標的になる。
本映画も敵のスナイパーとの対決があるが、
ゲームのFPSでも敵のスナイパーがいて、どこにスナイパーが
隠れているのが探しているので、FPSのゲームで自分がスナイパーを
していて、敵のスナイパーに狙撃され、何度も死んだことがある。
まあ、こちらもどこにスナイパーがいるのかをスコープで
探しているわけだが。
本ブログで以前紹介した、映画「プライベート・ライアン」で
敵と遭遇して、撃つものがなくて、しまいにはヘルメットも
敵に投げるシーンがあるが、FPSの「バトルフィールド」でも
同様の事が起きたことがある。
敵に思わず遭遇し、互いに慌てて、ライフルを撃ちつくし、
それから拳銃を撃ちつくし、最後にはナイフで格闘したが、
殺されたのは自分であった。どこの誰に殺されたのかは判らない。
相手の性別も年齢も住みも判らない。
ゲームもリアルも戦争も同じようなもので、
互いにどこの誰とも知らない相手と殺し合いをする点では同じだ。
それは戦争の悲劇でもあると思う。
ゲームなら、実際に死ぬことはないが、リアルでの戦争では
実際に人は死ぬのだ。それもどこの誰かも判らない相手に殺されるわけだ。
敵も必死だ。(それは上記に書いた)ゲーム内の自分と同じように、
ゲーム内ですら死にたくないからこそ、必死であった。
自分も必死であったし、敵も必死であった。
それはゲームでも、リアルの戦争も同様であって、
先にやらないと自分が殺されるのだから。