「美しさ」「肉体的魅力」というテーマを、さまざまな実例、
多くの文献を取り上げ検証し、女性学・フェミニズムの枠を
超えて注目を集めた画期的論考。
(本書紹介文より抜粋)
第1章 美しき性
第2章 いいルックス、嫌な気分
第3章 小道具と化粧
第4章 行動と媚態
第5章 性別は運命か?
第6章 アメリカ美人、成長す
第7章 ダイエット、シェイプ・アップ
第8章 結婚の季節
第9章 アメリカ美人、年を取る
第10章 美の束縛をほどく
本書は、女の美しさとは何かを問うている。
女の美しさはいつだって、重要な要素である。
いつの時代であれ、どんな国であれ、
また人種、民族を問わず、
女は美しくあることを求められてきた。
また、どんな女であれ、美しくありたいと願うものだ。
また、いつの時代であれ、国を問わず、
女は美しく身を飾るものだ。
女の美しさとは何か?
女はどう見られてきたのか?
同性からは?また男性からは?
何故、女に美しさを求めるのか?
また女は何を期待されているのか?等を
判りやすく論じた本である。
本書には、こういう記述が有る。
(以下本書からまえがきからの抜粋)
「ほとんどの女性が、自分たちがどれほど美しさに価値を
置いているか、そして美しさを失うことにどれほど
恐れを抱いているかを認めるのが、困難であることに気付く」
「この本では、美しさを女性であることの重要な要素として
検証している」
常田景子訳で1994年新宿書房より刊行。