復讐するは我にあり 西部劇映画 『トゥルー・グリット』

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2010年アメリカ制作。110分。(原題True Grit)
1969年の西部劇映画「勇気ある追跡」のリメイク作品だが、
オリジナルは未見。
アメリカで西部劇と言えば、日本では時代劇に当たるだろうか。
日本と同様に、時代の変化で、今のアメリカ映画では、
主流ではなくなってしまった。
主人公?のマティ・ロスがその後、どんな人生を送ったのか、
判るような演出があれば、良かったように思う。
19世紀から20世紀への話なので時代の変化を最後にみせて欲しかった。
タイタニックの最後のシーンにある様に。
仇討ちを果たしたのはいいが、不具者になってしまったのは
後味が悪く、最後はヘビにかまれるということなどなく、
ハッピーエンドとして映画が終わった方がよかったと思う。
しかし、それがリアリティというものだろう。
唾を飛ばし飛ばし悪党が話しているのは印象的だが、
根っからの悪人でも無いようだ。
どんだけすごい悪党が出てくるんだろうと思っていたら、
とてつもなく小物臭がする奴だった。
良い映画ではあるが、何度も見たいと思うような映画では無い。
誰にでも相性が合う映画ではないし、
殆どの人は退屈な映画だと感じるはずだ。
そういえばそうだなと思ったが、
マット・ディモンが出ているとは全く気づかなかった。
何故、義手をつけていないのだろう。そこが疑問に感じた。