フランスのTVドラマ 『ヴィドック~消えた令嬢を追え~』

イメージ 1

2010年フランス制作。96分。(原題VIDOCQ,LE MASQUE ET LA PLUME)

信頼と自由を頂ければ、それが一番です。

マルスラン、感想は?天国です。

本作品は詳細はわからないが、フランスのTVシリーズの1本らしい。
当然、日本では未公開作品。
フランスの国民的ヒーローとも言われている「フランソワ・ヴィドック」は
実在の人物である。
Wikipediaによれば(抜粋)、ウジェーヌ・フランソワ・ヴィドック
(Eugene Francois Vidocq、1775年7月23日 - 1857年5月11日)は、
フランスの犯罪者であり、後にパリ警察の密偵となるという記述がある。
また著書に『ヴィドック回想録 Memoires de Vidocq』(1827年)があり、
その数奇な半生と異常な犯罪記録が、探偵小説を創始したエドガー・アラン・ポー
エミール・ガボリオやアーサー・コナン・ドイルに与えた影響は大きいとされ、
またオノレ・ド・バルザックの『ゴリオ爺さん』などに登場するヴォートランは
明らかに彼をモデルにしており、
(『ゴリオ爺さん』執筆の直前1834年4月にバルザックは彼と会っている])、
ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』のジャン・ヴァルジャンとジャヴェールも
彼から着想されたと言われているらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%AF%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF
まず思ったことは、ロバート・ダウニー・Jr.の「シャーロックホームズ」の
映画音楽に酷似し、またヴィドックを演じる俳優(Bruno Madinier)は、
ロバート・ダウニー・Jrと感じといい、雰囲気が似ているように感じた。
ロバート・ダウニー・Jr.の「シャーロックホームズ」と同様に
アクションあり、格闘戦ありで、これも雰囲気が似ているなと感じた。
またホームズにはワトソンという相棒がいるが、
本作品でも、ヴィドックにも相棒的存在の人物が登場する。
英語圏のイギリスやアメリカがホームズを出してきたなら、
今度は我がフランスの探偵が登場というわけだ。
時代考証もまずまずで、19世紀の前半の雰囲気がよく出来ている。
本の装丁までのチェックしてみたがまあ、TVドラマではあんなもんだろう。
誘拐されたAnne Segurを演じた、Juliet Lemonnierが可愛い。
本作品にはまるでイギリス映画の007シリーズのような、
当時としては画期的な発明品が数々登場する。
こんな小道具の登場も映画に華を添えている。
本作品で当たり前ながら、フランス語が当然使われているが、
英語圏の映画のように、どんな国の人間でさえも、
(いくら興行的な理由があったとしても)英語を使われては、
いくらなんでも興ざめである。

ヴィドック~消えた令嬢を追え~
(記事投稿時ならば視聴可能)
http://tsutaya.jp/140220tantei10/?keepThis=true&TB_iframe=true&height=270&width=455