金と時間を無駄にしたい人向けの映画 『リセット(原題Vanishing on 7th Street)』

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2011年アメリカ制作 91分
レンタルする時、すごく駄目っぽさが漂っていて、
相当悩んだ末に借りた映画。
無理かもと思いつつ、見て始めた。
最初の数分はそれほど駄目っぽさが目立たなかったが、
生き物の様に黒い闇がうなり声を立てながら、
動き始める描写を見てから、駄目だこりゃと思い、
映画が終わるまで、あの伝説の番組THE ガマン状態になった。
もはや修行と言おうか、最終解脱を目指す苦行に思えた。
これほど駄目な映画も珍しい。
なんかの修行、なんかの苦行、最終解脱を目指すような人向け、
金と時間を無駄にしたい人向けの映画。
この映画を良いと思った人は制作した人だけだろう。
伏線はあるのだが、何もかも投げっぱなしで、
大風呂敷を広げたのはいいが、何もかもが回収もされないまま、
謎は謎のままに終わり、観客は唖然とするばかり。
最後の意味は判る。たぶん、あの2人はアダムとイブに相当するんだろう。
林檎の描写もあったし。それ以外は何もかも意味が判らない。
似たような映画、「ハプニング」も謎ばかりで、消化不良を起こしたが、
あれはまだマシに思える。
何故人が消えたのか、何故、消える時、肉体だけなのか。
あの黒い闇は何なのか。何故、電池切れを起こすのか。
何故、日が暮れるのが早いのか。
何故、あの少年と少女だけが助かったのか。
選ばれたのか・・・。謎を観客に提示はする癖に、
何一つ回答は与えてくれない。