6月4日昔よく聴いた音楽01 戸川純 『玉姫様』

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この戸川純のアルバム『玉姫様』は本当によく聴いたものだ。
このアルバムは1984年アルファレコードから発売。
その当時高校生だった私は、発売後、早速買って聞いた事を
今でも鮮明に思い出す。
この戸川純の音楽、この『玉姫様』は実に独特で、
他に類をみない作品であると思う。
気に入っている曲は「諦念プシガンガ」「玉姫様」「蛹化の女」であり、
中でも「諦念プシガンガ」は歌詞が最高に良い。
文語調なので新鮮味が有り、この様な独特のセンス、
感性は戸川純しか成す事が出来ないと思う。
玉姫様」も女の生理を歌い、世間に衝撃を与えた。
 
 *あれから二十余年、日本の音楽界は、
  むしろ退化し後退している様にも感じる。
  いや、戸川純の生んだ時代(状況)こそが僥倖であったと言うべきか。
  戸川純、或いは1980年代のニューウェーブこそが
  (良い意味で)異質だったのだろう。

それから戸川純のユニットである、「ゲルニカ」のアルバム、
EPを後日買い求め、聴いたものである。
このアルバムは、我が青春の思い出の一枚となっている。