映画 「フォール/Fall」

もうじき取り壊される予定の老朽化し
ボロボロの電波塔を上る

2022年イギリス/アメリカ制作。
(原題:Fall)

ホラー映画やホラーゲームとかで
霊とか言われてももう爺の俺には何にも怖くない。
もうあっちの世界に近い年齢だから。
それにそんなものは信じてもいないし、
逆に死後の世界やあの世があるなら
自己が消滅しないのだからある意味
喜ばしいこととも言える。
海底47m』のスタッフが贈る新たな恐怖という
ことだが、海は行かなきゃいいし、スキューバ
ダイビングもしなればいい。スカイダイビングも
しなければいいし、しなければ怖くはない。
しかし本映画の高所は怖い、ケツがぞわぞわした。
何故ならば高所はどこでも存在し、落下すれば
運が良くて重体、通常は死ぬからだ。
(この現象を男の場合はクレマスター反射とか言い
女の場合はガイゲル反射と言うらしいが)

映画冒頭で岸壁を登るシーンで、横跳びしていたが、
あれが出来る人なんているのだろうか?
映画だとは言え、気になってしょうがなかった。
ハンターの胸の谷間が気になって映画に集中する
のが困難な映画。
しかし、そのハンターの短パンの太ももと
胸の魔力も永続性はなく、途中電波塔を上っている
途中で休憩したが、これは映画であり、自分が落ちるわけ
がないのに、なんかハラハラしケツ辺りがモゾモゾしてきた。
高所恐怖症にはリラックスができる映画ではないことは
確かだ。高所恐怖症は何も特別なことではなく、
ほぼ全員が当てはまるのではないかと思う。
老朽化しボロボロの電波塔が風で軋み
不気味な音を立てている。
ようやく電波塔のてっぺんに上り、ドローンで
撮影しているとき、ハンターが片手ぶら下がり
とかし始めたときはまたケツ辺りがモゾモゾしてくる。
本映画には2人の美女のハンターとベッキーが出てくるが
その見分けは簡単だ。
夫を無くし意気消沈してて胸がデカイが露出度が高くなく
黒髪のベッキー
もう一人はYOUTUBERで撮影したがりで胸の谷間と太ももを
見てくれよと言わんばかりに露出しているのが金髪のハンター。

さて電波塔のてっぺんからベッキーがダンの遺灰を撒き終わり、
これから帰るという時にいよいよはじまった。
ハシゴが老朽化のために落下してしまう。
ベッキーの荷物やドローンも落下してしまったようだ。
さてこれからどうやって降りるのか?
本ブログでも紹介した映画「フローズン」でも
どうやってリフトから降りるのかをテーマにしていたようだが、
本映画では降りるスケールが違う。
映画なのはわかっているが、その600mの電波塔のてっぺんに
いる2人を見るとまたケツ辺りがモゾモゾしてくる。
ハンターの胸の谷間と太ももを見てても、
やはりケツ辺りがモゾモゾしてくる。
ベッキーの荷物は途中で引っかかってる、
ベッキーが太ももを怪我しているのがわかり、
またベッキーがおしっこをする。
この高さから落下することを考えれば、怪我も
おしっこを漏しても、どうでもよくなってしまう。
600メートルを落下すれば落下まで10秒くらいは
かかるが、それは10秒後の確実な死を意味する。

空気抵抗有する自由落下(距離から計算)
空気抵抗有する物体の自由落下運動で
経過時間と落下速度を計算します。

https://keisan.casio.jp/exec/system/1238740974

ちなみに、このサイト上で計算すると72kgで落下距離が
600mで空気抵抗が0.24だと仮定すれば落下まで14.8秒、
落下速度が53.7m/s(193.4km/h)になる。
ベッキーが不安そうにハンターに何度もここまで
救助が来る?とか聞くが来ないと判っていても、
そこは嘘でも誰か救助に来ると言うしかない。
2人はまだスマホは持っているが、
電波塔のてっぺんでは電波がない。
そこで電波塔のてっぺんからスマホを結びつけた
ロープをたらして、どこか電波があるところを探す。
ここのシーンでもやはりケツ辺りがモゾモゾしてくる。
結果この方法は徒労に終わる。
ハンターの靴にスマホを入れて緩衝材として
ハンターの靴下やブラジャーを入れて
靴を落下させることもやったが、これも徒労に終わる。
電波塔のてっぺんには双眼鏡と信号拳銃があり、
2人は双眼鏡を使い、地上を見る。
電波塔の近くに犬とロンゲ爺を発見し、
2人は叫ぶがそんなものは聞こえるわけがない。
しまいには2人は履いている靴までを地上の犬と
ロンゲ爺に向って投げつけるが、犬だけが気づいただけで
ロンゲ爺は気がつかない。
夜になり、地上のトレーラーハウスにいる爺2人組
(ロンゲ爺含)に気づいてもらおうと信号弾銃を発射、
爺2人組が信号弾に気づいたが、
救助どころか、2人の車を盗む。
夜になり電波塔は赤いライトを点滅させている、
2人はウトウトし出す・・・。(略)

ハンターの遺体にスマホを詰め込むのは漂流教室
思い出した。(ミイラを入れ物として現代から未来へ
ストレプトマイシンを届けるシーン)
自分にはとても怖い映画でとても満足が出来た。
これは自信を持って薦めることが出来うる映画。
映画としてよく出来ていて
観客を退屈させない作りになっている。

Fall (2022 Movie) Official Trailer 
- Grace Caroline Currey, Virginia Gardner
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/iSspRSGc4Dk

2023.2.3(金)公開『FALL/フォール』
|予告
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/_SPzyGKFix0

YOUTUBEでは常識を超えた動画があり、
この世の中には本当にすごい人がいるのだなと
感心させられる。
しかしこの記録の裏には勿論失敗する人もいて
死亡するニュースもある。
自分には絶対に出来ないことで自分からみれば
自殺志願者にしか思えない。
彼らに共通するのは全員が若者という点で
確かに若い頃ほど無鉄砲なものだ。
このようなことはやるとしても若いときしか
出来ないことであって加齢すればできなくなるし、
やろうという気も起きなくなる。
この下記の動画をただ部屋の中で見ているだけで
やはりケツ辺りがモゾモゾしてくる。自分は部屋にいて
落ちることなんてないのに。
このような記録は日本人では聞いたことがほとんどない。

People Are Insane or Awesome 2017 - 
illegaly free climb edition
(記事投稿時には視聴可能)
https://youtu.be/ij8LNwVlfQs