映画 『マイ・ブックショップ』

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人は本を読んでいる時、物語の中に住む
本という家の中で暮らしている

2017年スペイン・ドイツ・イギリス制作。112分。
(原題 The Bookshop)

イギリスの文学賞ブッカー賞を受賞した
ペネロピ・フィッツジェラルドの小説を
死ぬまでにしたい10のこと」「しあわせへのまわり道」
のイザベル・コイシェ監督が映画化。
1959年イギリスのある海岸地方の町。
書店が1軒もないこの町でフローレンスは戦争で
亡くなった夫との夢だった書店を開業しようとする。
しかし、保守的なこの町では女性の開業は
まだ一般的ではなく、フローレンスの行動は
住民たちに冷ややかに迎えられる。
40年以上も自宅に引きこもり、ただ本を読むだけの
毎日を過ごしていた老紳士と出会ったフローレンスは、
老紳士に支えられ、書店を軌道に乗せる。
そんな中、彼女をよく思わない地元の有力者夫人が
書店をつぶそうと画策していた。
フローレンス役を「メリー・ポピンズ リターンズ」の
エミリー・モーティマーが演じるほか、
「しあわせへのまわり道」のパトリシア・クラークソン
ラブ・アクチュアリー」のビル・ナイらが顔をそろえる。
(映画紹介文より抜粋)

 

小説の映画化作品。寓話的な作品。
本屋を舞台にした映画は皆無に近いので
その意味では貴重な映画だと思う。
ありがちなハッピーエンドと思いきやそれは違っていた。
その点、ご都合主義の映画ではない。
ただ読書嫌いクリスティーンの人生を変えたことは確かで、
ここはテンプレ的ではあるが、この展開が見る者の心を和ませる。
ちなみに外国には古書店ではあるが、このような個人店が大半であり、
古書購入の際には時には手書きの手紙やメモを添えた小包を
受け取ることは珍しくはない。このようなことは電子書籍
台頭し、普及しつつある、この21世紀には珍しくなった店主と顧客の
交流、対話だと思う。欧州の本屋、古書店は日本とは外装も内装も
かなり違う。まず画一的ではなく、色彩など個性にあふれている。

The Bookshop - Official Trailer
(投稿時なら視聴可能)
https://youtu.be/y5pbuzNpZUo

映画『マイ・ブックショップ』予告編
(投稿時なら視聴可能)
https://youtu.be/1N6RMF7E8R0